利益剰余金がマイナスってどんな状態?

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四季報で企業の情報をいろいろ見ていて、「利益剰余金」がマイナスの企業があった。
剰余金とは前年度までの利益の残であり「内部留保」だと思っていました。余っていなければゼロのはずなのになぜマイナスになるのか気になって、素人ながら自分で調べてみました。

利益剰余金の構成

利益剰余金は以下の3つの構成からなっています。

利益準備金 法的の義務として、株主への配当の1/10の金額を資本準備金と合わせて、資本金の1/4になるまで積み立てなければならないお金
他利益剰余金(任意積立金) 企業が独自に特定目的のために積み立てるお金
他利益剰余金(繰越利益剰余金) 会社の利益(当期純利益)を蓄積したお金

「利益準備金」「任意積立金」は積立なのでマイナスになることはないですね。
マイナスになっている企業を見ると他利益剰余金の「繰越利益剰余金」がマイナスになっています。

繰越利益剰余金は何が元になるのか?

「繰越利益剰余金」は「当期純利益の累積」した金額になります。
そのため当期純利益で黒字の場合は「繰越利益剰余金」はプラスになっていきますが、当期純損失で赤字の場合はマイナスになっていきます。
プラスの場合は内部留保としてお金が蓄積されていることを想定しますが、実際には資産(土地・建物など)になっていることも想定されます。
また、マイナスの場合はお金がない状態なので、借り入れなどによって補填されており借金(負債)がある状態とも考えられます。

「利益剰余金」マイナス=倒産?

会社が倒産するのは「純資産」がマイナスになり債務超過の状態になった場合によります。
なので利益剰余金がマイナスになっても、資本金・資本剰余金などの合計である「純資産」がプラスであれば倒産には至りません。

まとめ:「利益剰余金」の判断

利益剰余金がマイナスの場合はマイナスに至った背景を理解する必要があると思います。

例:店舗売却などによる一時的な特別損失の増加
 → 利益が低い店舗閉鎖により今後の利益好転が期待できる

例:過去の大赤字によりマイナスを引きずっている
 → 過去の対策が講じて近年は黒字続きで上向き傾向にある

また、利益剰余金がプラスでも過去の「当期純利益」推移をみて、上昇か下降かの判断が必要だと思います。
「数値が悪い」「トレンドの上下」は自分なりに調査・分析をして原因を把握するのが重要ですね。

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