働き方が変わる?ジョブ型ってどんな仕組みか?

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はじめに

新型コロナウイルス感染防止に向けてリモートワーク(在宅)が全国的に一気に進んでいると日々仕事の中で感じています。しかし、リモートワークによる今までの仕事のやり方にギャップが出てきていると感じています。 特に感じているのが以下の2点

  • リモートワークによる仕事の分担や進捗管理、成果をどう確認するか?
  • リモートワークにより評価をしっかりできるか?

そんな中でネットや新聞で「ジョブ型」という言葉を目にする機会が多くなったと思います。 今回はまず「ジョブ型」とはなにか?今までの仕事の「メンバーシップ型」とはなにか?を整理したいと思います。 自分はただの会社員という視点で記載しているので主観も多く入っています。ぜひ考えに対する指摘やアドバイスがあればコメントいただけると幸いです。

従来の「メンバーシップ型」とは?

日本の企業ほとんどが採用している形態で以下の流れをとっている。

  • 4月:一括採用(大きな会場での入社式をニュースで観る)
  • 〜n月:採用者に対する一括研修(人事が中心に行い、この時点で採用先は決まっていない)
  • m月:採用者の配置(研修が終了して採用先に配置。企業や各部の事業計画で採用人数が決まる)
  • x年後:再配置(事業計画やローテーションなどによる異動・転勤。社員は言われるがまま)
  • y年後:定年(規定年齢に達したことで定年を迎え退社)

企業側

  • メリット
    • 長期に渡り人材育成に力を入れられる(人材への投資)
    • 事業計画に合わせて人材の配置転換がやりやすい
  • デメリット
    • 勤続年数により報酬が上がる(年功序列)ことで、生産性と報酬が比例しない
    • 退職した場合、人材育成の投資が無駄になる

社員側

  • メリット
    • 終身雇用により安定した収入を確保できる
    • 就職してからスキルアップ・やりたいことを見つけられる
  • デメリット
    • 企業都合により異動命令をある程度受け入れる必要がある
    • 専門性・スキル特価した人が評価されにくい(オタク的扱いになる?)

リモートワークの観点でけではなく、以下のような点でメンバーシップ型のひずみが出てきている気がする。 長期人材育成とビジネスのスピードが合わなくなってきている。 終身雇用はされるが企業が永続する保証がなくなってきている。

「ジョブ型」はこれからの日本にフィットするか?

外企業が多く取り入れているで形態で以下の流れをとっている。

  • 職務記述書(ジョブディスクリプション)の作成・提示=募集
  • 採用(職務記述書内容にて同意・契約)
  • 業務(職務記述書内容の遂行)
  • 終了(職務業務終了にて契約終了)

企業側

  • メリット
    • 必要な人材を必要なタイミングで募集・採用しやすい
    • 社員育成にかかる費用・時間を減らせる
    • 適切な人材配置により事業計画の達成スピードが上がる
  • デメリット
    • 優秀な人材の取り合いや、契約費用の増加が発生する

社員側

  • メリット
    • 自分の能力(スキル・技能)に対して評価された報酬を得やすい
  • デメリット
    • 職務経験の少ない新人は採用が難しくなる
    • 企業の状況(方針・経営状況)の変化により終了する可能性がある
    • 自律的にスキルアップできなければキャリアアップが難しい

メリット・デメリットをみると企業側・社員側に偏りがある。特に社員は自主的にスキルアップができないと、取り残される恐れがある。また、今までのように「入社してからやりたいことを考える」が全く通用しなくなる。

「ジョブ型」は進むか?

働き方の見直し、ビジネススピード、人材不足、など多くの観点からみても「ジョブ型」は徐々に進み、中期的には大企業中心に「ジョブ型」を採用企業が増えるのかなと思います。 ただ、いろいろな記事に書かれているような企業を横断した雇用や副業はまだ先になり、まずは一部部署や企業内での「ジョブ型」による人材配置から始まるのかなと自分は思っています。 ただ、この取り組みは事業計画のスピードや、優秀な人材の確保に影響するため、積極的に取り組んでいく企業ほど力をつけていくと思います。

社員の立場からしたら、「椅子に座っていれば給料がもらえる」と考えている人はどんどん取り残されてしまいます。「自分の強み」はなにか?を考え、足りなければ自ら鍛え学びその結果をアウトプットに繋げられるようにトレーニングする必要があると思います。人事制度ではありますが油断していると急に方針転換がトップダウンで発信されることもあると思います。そんなときに慌てないよう、先を見据えて準備を進めることが必要ですね。

まとめ

今回は「ジョブ型」と「メンバーシップ型」について、契約の流れとメリット・デメリットを通して違いを比較してみました。「これから」ではなく「もう始まっていること」という点を意識して、企業側も社員側も準備が必要です。次回は「ジョブ型」と「メンバーシップ型」について「評価」の視点で考えてみたいと思います。

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