9月9日に「パズドラ」の提供会社であるガンホー・オンライン・エンターテイメントがJASDAQ(ジャスダック)から東証一部へ変更すると発表しました。
そもそも、JASDAQと東証一部がどう違うのかを知らない自分にとって、どんなメリットがあるのかよくわかりませんでした。
そこでまずは日本の証券取引所についてどういったものがあり、その特徴を整理してみたいと思います。
日本の証券取引所
大きく分けると大企業・中堅企業・成長企業・ベンチャー企業の4つに分類されるようです。
| 証券取引所 | 大企業向け | 中堅企業向け | 成長企業向け | ベンチャー企業向け |
|---|---|---|---|---|
| 東京 | 市場一部 | 市場二部 | マザーズ | JASDAQ |
| 名古屋 | 市場一部 | 市場二部 | セントレックス | — |
| 札幌 | 本則市場 | アンビシャス | — | |
| 福岡 | 本則市場 | Q-Board | — | |
JASDAQはさらに以下の2つに分類されているようです。
| スタンダート | 事業規模と実績を有する成長企業 |
|---|---|
| グロース | 将来の可能性に富んだ企業 |
また、東京証券取引所には特定投資家のみで運営される「TOKYO PRO Market」という市場もあるようです。
各市場の企業数
各市場の企業数を見るとやっぱり東京証券取引所(東証)がほとんどですね。
日経平均も東証一部の銘柄225銘柄で作成されているのも納得です。
| 東証一部 | 1903 |
|---|---|
| 東証二部 | 545 |
| マザーズ | 214 |
| TOKYO PRO Market | 13 |
| JASDAQ(スタンダード) | 772 |
| JASDAQ(グロース) | 44 |
| 名証一部 | 191 |
| 名証二部 | 91 |
| セントレックス | 13 |
| 札幌 | 51 |
| アンビシャス | 6 |
| 福岡 | 101 |
| Q-Board | 11 |
上場するメリットってなに?
上場するにも以下のような数十万〜数百万の費用がかかるようです。
| イニシャル | 審査料 |
|---|---|
| 新規上場手数料 | |
| ランニング | 年間上場料 |
| 上場手数料 |
これだけの費用を出して上場するメリットってどんなものか?
日本取引所グループの記述をまとめるとこんな感じです。
- 資金調達の円滑化・多様化
- 企業の社会的信用力と知名度の向上
- 社内管理体制の充実と従業員の士気の向上
まとめ
いろいろ調べてみて自分個人の感想ですが、ガンホーが東証一部へ変更されることによってメリットとしては、ベンチャー企業から大企業への企業イメージアップが大きいのかなと思いました。
発表後の翌日の株価も一気に上昇しているところから、市場を変更するというのは期待があるのかもしれません。
ただ市場変更するだけではなく何か他の目的もあると思います。
しばらくガンホーのニュースや株価状況を見て行きたいと思います。